奨学生紹介

レア・ワンブイ・チェゲ
Leah Wambui Chege

【生年月日】2007年5月5日
​【出身地】ムニュ、ナクルカウンティ
【学校名】Mai Mahiu Girl’s Secondary School
【支援期間】2022年5月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
数学などの理系科目が得意で、サッカーが好きなレアさんは父、祖母、兄と暮らしています。小作農の仕事をしている父親の現金収入が少なく、彼女の学費を捻出できないことから、応募に至りました。レアさんの将来の夢は医者になることです。貧困のために医療支援を受けることができない高齢者や貧しい人々、病気の人々を支援するために、村に診療所を開設したいと語ってくれました。また、貧しい学生たちが夢を実現できるよう支援をしたいとも考えているようです。

 

ウィリス・オニャンゴ・アリヨ
Wilis Onyango Ariyo

【生年月日】2006年8月4日
​【出身地】ビタ、ホマベイカウンティ
【学校名】Mbita High School
【支援期間】2022年5月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
ウィリスさんは父親と5人の兄弟と一緒に暮らしています。ウィリスさんはKCPE(ケニア統一初等教育修了試験)で500点満点中392点と非常に高いスコアを取得していましたが、父親の農業の収入だけでは生活することで精一杯で、学費の工面ができずに進学が危ぶまれていたため、応募に至りました。彼の将来の夢は外科医になること、そして学費が払えず学校に通えない学生を支援する慈善家になることだそうです。兄弟が多く、勉強に集中できるスペースが家にはないため、家ではいつも外で勉強し、休みの間も学校にいるときのようにタイムスケジュールを作って熱心に勉学に励んでいます。

 

 

ブライアン・ンブヴィ・ムティンダ
Brian Mbuvi Mutinda

【生年月日】2006年5月1日
​【出身地】カティヴィニ、キツイカウンティ
【学校名】St. Thomas Aquinas Kalawa Boys’ Secondary School
【支援期間】2023年1月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
ブライアンさんは両親、2人の兄、祖母の6人家族です。諸事情により、家計を支えているのは髪結いの仕事をする母親とバイクタクシーの運転手をする次男だけで、収入は安定せず厳しい生活を送っています。ブライアンさんはKCPE(ケニア統一初等教育修了試験)で優秀な成績を収めていましたが、学費を工面できず、彼の学力に合った学校を諦め、学費の安い学校へと進学しました。しかし、その学費さえも捻出できない状態となり、応募に至りました。現在は希望していた学校に入学しなおし、勉学に励んでいます。将来は土木技師になり、故郷のインフラ整備に携わりたいと考えているようです。

テレシア・アルオチ・アキニ
Teresiah Aluoch Akinyi

【生年月日】2006年1月16日
​【出身地】ムニュ、ナクルカウンティ
【学校名】Mai Mahiu Girl’s Secondary School
【支援期間】2023年1月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
テレシアさんは母、4人の姉弟、2人の姪と暮らしています。母のアグネスさんは、経済的事情から自身と長女がセカンダリースクール(高校)に進学できなかったこともあり、プライマリースクール(小学校)でクラストップの成績をとる優秀なテレシアさんに進学してほしいと強く願っていました。しかし、子どもが多い家庭で家計に余裕がなく、学費の捻出ができないという状況から応募に至りました。テレシアさんの将来の夢は弁護士になること。犯罪に苦しむ社会的弱者の人々を助けたい、安定した収入を得て母に楽をさせたいと語ってくれました。

マーシー・ジェムタイ
Mercy Jemutai

【生年月日】2009年7月10日
​【出身地】カビサガ、ナンディカウンティ
【学校名】Kaplong Girls’ Secondary School
【支援期間】2024年1月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
マーシーさんは農業を営む両親と5人の兄弟姉妹と共に暮らしています。勉強机すらないような家庭環境の中でも、KCPE(ケニア統一初等教育修了試験)で優秀な成績を収めており、とても優秀な学生です。将来は医師になることを目指していますが、家庭の収入が少なく、学費の捻出が厳しいという現状から応募に至りました。難関である医学部への進学を向けて、高い志を持ちながら日々熱心に勉強に取り組んでおります。

マタヨ・コイカイ・クルサイオ
Matayo Koikai Kursayio

【生年月日】2007年1月9日
​【出身地】マシュル、カジアドカウンティ
【学校名】Oloolaiser High School
【支援期間】2024年1月(1年生)より
【KESTES応募の経緯】
父親が6年前から心臓病で入院しており、ほとんどの家畜をその費用にあていたため、学費の工面が困難であり、進学が危ぶまれたため応募に至りました。KCPE(ケニア統一初等教育修了試験)では地域でトップの成績を収めており、プライマリースクール(小学校)は校長先生などから学費を支援してもらって通っていました。家族は19人の大所帯で、マサイの伝統的な土壁の家に住んでいます。マタヨさんは第二夫人の三番目の子で、現在はパイロットになる夢に向かって日々努力を続けています。